2014年12月3日水曜日

トラム「豊岡地区に焦点化した防災減災」を振り返って その4

11月19日の記事の続きです。

第6回は10月11日(土)、「被災時に役立つブルーシートテント術・災害時の電話活用」です。
この回も私(館長)が講師を担当しました。

大地震で3割の建物が全壊または居住不能という被害想定がでているため、避難所は避難住民であふれ、様々な困難が心配されます。

過去の震災で実際にあったことは、
◆固い床で、ベッドも布団も無いので数日後には腰が痛い。
◆プライバシーがなく、泣く子の叫び声で日中もストレス、夜も眠れない。
◆狭い空間で動けないために、1週間で高齢者の半数はエコノミークラス症候群で
 足や脳幹に血栓が出来て、まもなく力尽きてしまう。
◆危険を回避するため、家に戻るものの住める家が無いため、
 マイカーに布団を入れて寝るも、やはり脳梗塞などに罹りやすい。
◆家に帰っても、ゆったりと足を伸ばしたり、自由に寝相を変えられる空間がほしい。

これらの事から、テント・タープなどを家族のレクリエーション用品として備えておけば、いざというときに役立ちます。家が全壊しなくても、耐震瓦でなければ、瓦はずり落ちてしまい、雨漏りは必至です。となれば青シートを数枚は確保、備えておきたいですね。

受講者が協力して西ノ山公園でテント建てにチャレンジしました。





物干し竿が動かないようにガムテープで、しっかり固定する。
「小石」をシートでロープごと包みこむ事で、てるてる坊主のように縛る事が可能。
きちんとしたロープが無くてもタフロープとか洗濯物干しロープ、つり道具のロープなど何でも使えばいい。
ペグや棒がなくても壁やフェンスに縛るなどアイデアで切り抜けよう。
ロープをベンチに縛る事でも固定できる。
床面が固い土では腰痛が出るので、押し入れのザラ板を敷いて地面の湿り気をシャットアウトしたり、ダンボールやお風呂マットを敷きつめたり、余っている寝具を敷く事で、ゆったりできる空間をつくろう。

などなど受講者自ら考え行動し、実に有意義な講座になりました。
大勢の人が集まり共に考えることで素晴らしいアイディアが浮かぶ事もあります。
まさに「自助共助」の実践でした。

講座は終了しましたが備えに終了はありません。
これからもこのような学習機会があれば積極的に参加し、実践する事で体で覚えていただきたい。
常に備蓄品の確認をし、いざという時の備えを家族全員で確認し合いましょう。


お読みいただきありがとうございました。